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メンヘラ女子高生のゆるゆるブログ。

縫合体験記~当日編~




さてさて。通常更新です。はてなブログの使い方が全くわかりません。

ご挨拶を一番上とかにできたらいいんですがむずかしいのかな……




7月からクズ子ちゃんとしてブログを始めよう!
と思っていたわけですが、まさか一番最初の通常更新がレッグカットの縫合体験記になるとは……(遠い目)


きっかけからお話しましょう。



7月に切り替わったばかりの1日午前1時頃から、猛烈な申し訳なさと希死念慮に襲われ、「切りたい」という気持ちのままにストックしているリストカッター御用達のカミソリ、貝印のビューティーMを取り出し、いつものように右太ももを切りました。

しかし、希死念慮からか、傷が思った以上に深く、ぱっくりと開く傷。

さらに私は同じ傷をもう2、3度切る人間なので傷はさらに深く、広がる。血が零れる。


その上傷1本では満足できずもう一度……しかし愛用する貝印のカミソリは切れ味が落ちやすく、浅い傷。

新しいカミソリを取り出してもう1本。やはりぱっくり開いた傷口をなぞる。広がる。血が足を伝う。
もう一度はやっぱり浅い。

また新しいカミソリを取り出す。やはりぱっくり開いた傷口をなぞる。広がる。血がシーツに染みを作る。


気が付けば太ももと手は血だらけ、そばに転がる血の付いたカミソリと赤いティッシュの山。

Twitterの「死にたい」の呟きについた同意励ましのリプを返しながら、私は自傷に励んでいた。


ぱっくり開いた傷をあらかた止血し、ガーゼを押しつけて固定。

そしてアレグラを30錠飲み、眠りについて。


翌朝起きると真っ赤に染まるガーゼとぱっくり開いた傷と空になったアレグラのシートが出てきて、「あぁ、夢じゃなかった」とうんざりして。


どうしても登校しなければならなかったので、私はなんとか家を出た。


最早定番となってしまったタクシー通学の最中にソラナックスエスモカを入れ、タクシーは駅へ向かっていく。

そのタクシーの中で水筒の麦茶をスカートにぶちまけ、下着まで濡らす惨事はあったものの、どうにか登校。


ひさしぶりにクラスに顔を出したものの、私の精神状態は持ってくれず、担任にかかりつけのメンクリ受診を勧められながら早退。

しかしメンクリは休診。


それをTwitterに呟いたところ、仲良しのフォロワーさんから皮膚科に行くことを勧められた。

しかし、私がアトピーの治療をしている病院も休診。

でも傷はさすがに手当しないとまずいと思っていたので、ネットで検索し、最寄り駅に形成外科を発見し、受診した。


待たされること数十分、病院の先生から言われたのは、

「縫合しましょう、あなたの親を呼んでください」

の言葉。


父親に電話をかけ、太ももを切ったことで縫合が必要なので仕事を抜けて来てほしいと伝えた。

父親は「馬鹿なことして……」などと言いつつ、来てくれた。


父親と先生と3人で、私の作った傷を確認した。

夜中に作ったフレッシュな(と本当に先生は言った)ぱっくりと5~7㎜ほど開いた傷3本は縫合が必要らしい。


「傷一本(4、5㎝)あたり10針くらい縫うでしょう」と言われ、驚いた。


しばらく待たされ、手術室の前にある準備室に入り、靴を履き替え、しばらく待つ。


順番がやってきて、手術台の上に横たわる。

看護師さんは私の制服のスカートをめくらり、防水シートを私の足の下に敷き、左足にタオルをかけ右足に術野のみに穴のあいたドレープをかけて去っていく。

(傷が太ももの上の方だったので、アンダーパンツなどを濡らさないようにとは言え、一度麦茶で濡れて麦茶の香りのするであろう毛玉の多いアンダーパンツと、履きやすさ重視の綿製パンツに触れられるのは複雑だった……)


手術室はケータイ持ち込み可だったので、


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看護師さんのいない間に思わず写真を撮ったのはここだけの話だ。


先生がやってきた。

まず、麻酔。これがすごく痛かった。

タオルでよく見えなかったが、恐らく傷口の上に麻酔の針を刺している。

私は思わず「ひぇぇ~」と声を上げつつ痛みに耐えた。


麻酔が終わったあと、15分ほどそのまま待機し、麻酔が効いてくるのを待つ。


麻酔が効くと、太もも温まった感覚がし、患部が黄色味を帯び、麻酔液の影響で腫れる。

それを見届け、私は看護師さんからの「目、隠しますか?」の声に甘えた。


まず傷口を生理食塩水で洗い、血の固まりなどを洗い流す。少しだけ冷たい感覚がした。

その後消毒。ほとんど何も感じない。

(傷口洗浄と消毒は逆かもしれない)


先生が「どこの心療内科?」とか「どこに住んでるの?」と話しかけてくるのに驚く。


そしていよいよ縫合。全く痛くなかった。少しの肌を引っ張られる独特の感覚のみだ。

およそ30針の縫合は、15分ほどで終わった。


縫合終了後、父親と私は傷口を確認した。

紺色の糸で細かく縫われ、ぱっくり開いていたはずの傷はきっちり閉じている。


その後、新旧の傷全体に軟膏を塗られ、ガーゼを丸めたものを複数用いて縫った部分とその周囲を覆い、上から太いテープで固定。

当日はシャワーには入れず、ガーゼとテープもいじらないように指示され、翌日、また見せに来るようにと言われた。


こうして化膿止め1種類、痛み止め1種類を3日間分処方され、縫合当日の処置は終了した。

会計は、3割負担で5410円だった。


ちなみに自傷の縫合の場合、基本的には保険は利かないみたいだけれど、精神科や心療内科の治療経験があると症状によるものだと認められるらしく、保険適応になるそうだ。


……みんな、いつ何が起こるかわからないし、すごく恥ずかしい思いをするから、下着はちゃんとしておこうね?